| イベント・リポート NO-12ET2004
 11月17日-19日 パシフィコ横浜
 リポータ : EIS編集部 中村
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                      | NO−2 | 
                     
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                      | 人気を集めた坂村教授の特別講演とトヨタの林氏による基調講演 | 
                     
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                      | 開催2日目の11月18日は朝から曇りがちで午後から雨の天気予報にもかかわらず、早くから多くの来場者が会場を訪れていた。この日は組込み業界のリーダーの一人でもある東大の坂村健教授が特別講演に、また猛烈なスピードでクルマのエレクトロニクス化を推進しているトヨタ自動車の林和彦氏が基調講演に登場することも関係していたようだ。主催者側では、早朝から会場のレイアウトを変更して、予想される多数の聴講者に対応した。坂村教授は、最近も数多くのイベントで基調講演などに毎週のように登場しているが、その人気は相変わらずだ。今年のETでも、この坂村講演には会場がほぼ満席となる聴衆が集まった。満員の聴衆を前にして坂村教授は、Tエンジン・プロジェクトの現状と今後の計画について「最強の組込みシステム開発オープン・プラットフォーム、T-Engine」というタイトルで講演したが、聴講した参加者からは「坂村先生の話しを聞くと、何故か元気がでる」という感想が聞かれた。 | 
                     
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                      | 今年も登場した坂村健教授とやっぱりETでも満席となった会場 | 
                     
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                      | 一方、午後から開催されたトヨタ自動車(株)第2電子技術部長の林和彦氏による基調講演「進化し続ける自動車のエレクトロニクス」にも大勢の聴衆が集まり、立見がでるほどの盛況だった。これは、ほとんどの半導体メーカや開発ツール・ベンダ、そしてソフトウェア開発会社などが、組込みシステムの中でも市況変動が激しいDigital 
                          Consumer市場よりも安定した成長が見込まれる自動車市場に熱い視線を注いでいるからでもあろう。特に日本の自動車業界でトップを快走するトヨタ自動車の講演に注目が集まったのは当然の結果でもある。林氏は、「最近の車に搭載されるマイコンの数は数十個にも達するようになり、これに伴って開発するソフトウェアのボリュームが十年前の十倍以上にもなっている」と語り、これらの課題の解決に向けたトヨタ自動車の取り組みを紹介した。また、最近になって同社や日産自動車などが中心になって結成したJapan 
                          Automotive Software Platform and Architecture(JasPar)の活動についても解説した。 | 
                     
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                            | 基調講演に立ったトヨタ自動車の林氏 |   | 立見の聴衆までも真剣にメモを取っていました。 |  | 
                     
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                      | 一方、この日は展示会場のほうも非常に混雑していました。 | 
                     
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                      | 混雑した2日目の展示会場の様子 | 
                     
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                      | 昨年から始まった出展各社によるオープン・ステージ・プレゼンテーションやワークショップ・セミナに熱心に耳を傾ける来場者が目立ちました。 | 
 
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                            | オープン・ステージ・プレゼンテーション |   | 日本アルテラによるワークショップ・セミナ |  | 
                     
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                      | 2日目の各カンファレンス・プログラムでは、基調講演、特別講演だけでなく、パネル・セッションも大人気でした。キャッツの渡辺政彦氏がモデレータを務めた「組込みシステムの生産性。品質を向上させるには何から着手すれば一番効果的か?」 
                          ― Part3は、まったく同じタイトル、同じ顔ぶれのパネリストとモデレータが3年連続で行うという、異例なものでしたが、会場には昨年上回る400名以上の聴講者が集まりました。複雑化、高機能化が進展する組込みシステムのソフトウェア開発を担当している技術者にとって、ソフトウェアの生産性向上、品質改善は、差し迫った重要な課題のようです。今年のこのパネルでは、組込みシステム開発における「アジャイル・プログラミング」の定義や位置づけについての議論が白熱したようです。多忙の中、3年連続で登場されたパネリストの皆さん、お疲れさまでした。さて、来年はPart4ということになるのでしょうか?
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                      | 2日目のパネル・セッションに登場された皆さん | 
                     
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                      | 2日目のイベントで注目されたのは、来場者の投票をベースに優秀な展示を行った出展社を表彰する「ETアワード」の発表。今年、最優秀賞を獲得したのはルネサス・テクノロジ社で、優秀賞には日本テキサス・インスツルメンツとNECエレクトロニクスが、委員会特別賞にはアクセル、フェニックス・テクノロジーの両社が、JASA特別賞にはTOPPERS/SESSAMEパビリオンが選出されました(詳細はこちら)。 | 
                     
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                            | 最優秀賞を獲得したのはルネサス |   | ETアワード受賞企業の皆さん |  | 
                     
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                      | ETアワード表彰式の後は、おまちかねのETフェスタ。出展者と来場者の交流を促進する目的で開催されているこのイベントでは、主催者からビールと軽食、出展企業各社から嗜好を凝らしたワイン、日本酒などが提供されました。今年のETフェスタには、この日に解禁となったボージョレヌーヴォーを提供したイーソル社をはじめ、20社以上の出展社が参加し、例年になく盛り上がっていました(参加企業と提供された飲み物はこちら)。 | 
                     
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                            | 結構おいしそうな食べ物も並びました |   | NECエレクトロニクスのブースでの風景 |   
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                            | ステージには女性トリオのバンドが登場 |  | 地酒を振舞った山形県オープンシステム研究会は大人気 |  | 
                     
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                            | ザイリンクスのブースでの交歓風景 |   | 今年のフェスタ・ガールは真っ赤な衣装でした。 |  | 
                     
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