それ、なんで流行ってるの?〜隠れたニーズを見つけるインサイト思考〜

原田曜平、ディスカヴァー・トゥエンティワン

 「マイルドヤンキー」や「さとり世代」といった流行語を生んだ博報堂のマーケッターが、消費者の隠れたニーズを見つけ商品やサービスをヒットさせるコツを伝授した書。筆者の主張はヒットしたモノやサービスはすべて、成功因子に因数分解できるというもの。成功因子が分かれば、ヒット商品やサービスが生み出せるという訳だ。


 本書では、2017年の新語・流行語で年間大賞だった「インスタ映え」や「忖度」、さらには「カープ女子」「漫画 君たちはどう生きるか」「うんこ漢字ドリル」「ハンドスピナー」などが流行した理由を分析する。事例が豊富で説得力に富んでいるのが本書の特徴である。肩のこらない内容だし、181ページとコンパクトなので出張のお供に向く。

 

 筆者は、「人を動かすもの、心をつかむもの」「人を消費に駆り立てるもの」の根底にある「流行のスイッチ」「消費のツボ」の仕組みや成り立ちを明らかにする。ポイントはインサイトという考え方だ。先入観や同調圧力、既成概念を取り払って虚心坦懐に消費者に対峙してインサイトを探り、消費者の潜在的なニーズを見つけることが肝要だとする。つまりマーケッターに求められるのは違和感力、作家力、超受容力というのが筆者の見立てである。

書籍情報

それ、なんで流行ってるの?〜隠れたニーズを見つけるインサイト思考〜

原田曜平、ディスカヴァー・トゥエンティワン、p.181、¥1080

横田 英史 (yokota@nikkeibp.co.jp)

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。
日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現IT Pro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。
2003年3月発行人を兼務。2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。
その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月から日経BPコンサルティング取締役、2016年3月から日経BPソリューションズ代表取締役社長を兼務。2018年3月退任。2018年4月から日経BP社に戻り、 日経BP総合研究所グリーンテックラボ主席研究員、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組み込み制御、知的財産権、環境 問題など。
*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。

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