「原因と結果」の経済学~データから真実を見抜く思考法~

中室牧子、津川友介、ダイヤモンド社

 因果関係と相関関係の違いを明快に解説し、データから真実を見抜く思考法を紹介した啓蒙書。「メタボ健診を受けていると長生きできる」「テレビを見せると子供の学力が下がる」「偏差値の高い大学へ行けば収入は上がる」。これらの“通説”は経済学的にはすべて否定されている。相関関係があるからといって、因果関係があるとは限らない典型的な事例として筆者は挙げる。

 

 米ウォールストリート・ジャーナルによると、米国連邦取引委員会(SEC)はビッグデータを分析しビジネスに用いる企業に対してこう警告したという。「相関関係があることは因果関係があることを意味しない」と。因果関係があるように見えるが実はそうではない通説を信じて行動すると、期待したような効果が得られないだけではなく、お金や時間まで無駄にしかねない。本書は、データに振り回されて判断を間違わないための方策として「因果推論」を紹介する。

書籍情報

「原因と結果」の経済学~データから真実を見抜く思考法~

中室牧子、津川友介、ダイヤモンド社、p.208、¥1728

 

横田 英史 (yokota@nikkeibp.co.jp)

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。
日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現IT Pro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。
2003年3月発行人を兼務。2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役に就任。現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組み込み制御、知的財産権、環境 問題など。
*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。

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