バグは本当に虫だった~なぜか勇気が湧いてくるパソコン・ネット「100年の夢」ヒストリー91話~

水谷哲也、ペンコム

 元 SE で現在は ITコンサルタントの筆者が綴るパソコンやインターネットに関するウンチク本。1837年の「世界最初のプログラマは女性だった」から始まり、2016年の「バグ退散に効果がある寺社はどこ」まで、91件の話題を取り上げる。ちなみに世界最初のプログラマは女性はオーギュスタ・エイダ・キング。詩人バイロンの娘でプログラミング言語 Ada の由来になっている。91話の中には、よく知られた話もあるが、へ~っと思わせるエピソードも多い。面白楽しく読み通せる。


 例えば第1章は、チューリングや座席予約システム「マルス」などコンピュータ黎明期からメインフレームの時代を扱う。第2章がカバーするのはインターネットとパソコンの黎明期。世界初のマイクロプロセッサ4004、マイクロソフトやアップルの創業、日本語ワープロなどが続々登場する。第3章は、PC-9801や一太郎、 Lotus1-2-3、Macintosh、JUNET、INS ネット64、TK-80、マイコン雑誌「I/O」「アスキー」 など、評者の世代から見るぐっと身近なエピソードになる。第3章以降も懐かしい話が満載だ。組み込み業界や IT 業界の方々にお薦めの1冊である。

書籍情報

バグは本当に虫だった~なぜか勇気が湧いてくるパソコン・ネット「100年の夢」ヒストリー91話~

水谷哲也、ペンコム、p.376、¥1944

横田 英史 (yokota@nikkeibp.co.jp)

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。
日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現IT Pro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。
2003年3月発行人を兼務。2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月、日経BPコンサルティング取締役に就任。現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組み込み制御、知的財産権、環境 問題など。
*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。

プレスリリース ヘッドライン

» アーカイブ一覧

相互リンクを大募集中

E.I.Sでは、組込み技術・エレクトロニクス分野に関連するサイト・ブログとの相互リンクを大募集中です。個人で運用されているブログも大歓迎いたします。

相互リンク募集ページ

運 営

株式会社ピーアンドピービューロゥ

〒102-0092
東京都千代田区隼町3-19 清水ビル6F
TEL.03-3261-8981 FAX.03-3261-8983