ぼくらの近代建築デラックス !

万城目学、門井慶喜、文藝春秋

 2人の作家が大阪、京都、神戸、横浜、東京の5都市の近代建築を訪ね、思い思いに批評した書。来歴や建築家などについて数々の蘊蓄が語られ、読んで楽しい。建築物好きで、5都市のうち大阪、京都、横浜、東京の四つに住んだことのある評者にはたまらない。残る一つの神戸には住んだことこそないが、お隣の明石で4年半過ごしたので馴染みの土地である。建築物好きにお薦めしたい。
 それぞれの建築物について住所と地図を掲載されおり、訪ね歩くときのガイドブックとして使える。残念なのは、判型を小さく、写真の扱いが中途半端なのこと。写真集にする手もあったと思うが、価格を考えると仕方がないのかもしれない。
 大阪城の天守閣や京大の時計台、東京駅など、多くの方が知っている近代建築もあれば、知る人ぞ知るといったものもある。住んだことのある土地が多いので、評者がよく知る建物がずらり並び実に懐かしい。行ったことのない建物では神戸の御影公会堂が魅力的。でぜ訪ねてみたい。

書籍情報

ぼくらの近代建築デラックス !
万城目学、門井慶喜、文藝春秋、p.197、¥1,628

横田 英史 (yokota@nikkeibp.co.jp)

1956年大阪生まれ。1980年京都大学工学部電気工学科卒。1982年京都大学工学研究科修了。
川崎重工業技術開発本部でのエンジニア経験を経て、1986年日経マグロウヒル(現日経BP社)に入社。
日経エレクトロニクス記者、同副編集長、BizIT(現IT Pro)編集長を経て、2001年11月日経コンピュータ編集長に就任。
2003年3月発行人を兼務。2004年11月、日経バイト発行人兼編集長。
その後、日経BP社執行役員を経て、 2013年1月から日経BPコンサルティング取締役、2016年3月から日経BPソリューションズ代表取締役社長を兼務。2018年3月退任。2018年4月から日経BP社に戻り、 日経BP総合研究所グリーンテックラボ主席研究員、現在に至る。
記者時代の専門分野は、コンピュータ・アーキテクチャ、コンピュータ・ハードウエア、OS、ハードディスク装置、組み込み制御、知的財産権、環境 問題など。
*本書評の内容は横田個人の意見であり、所属する企業の見解とは関係がありません。

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