「T-Kernel用タスクトレーサ」は、組込みシステムのプログラムを動作させたままで、実行タスクの遷移やシステムコール発行のログをグラフィカルに表示する動作解析ツールです。組込み向けリアルタイムOS「T-Kernel」上で動作する複数のタスクの切り替わり(ディスパッチ)の様子がグラフで表示され、組込みシステム内部のソフトウェアの動作をビジュアルに把握できます。また、各タスクの実行したシステムコールの発行時刻、引数、戻値などのログを記録し、まとめて表示することも可能です。タスクトレーサの表示するグラフや情報により、組込みシステムの動作解析、デバッグ、チューニングなどを効率よく進めることができます。
「T-Kernel用タスクトレーサ」は、プログラムの動作解析やデバッグはもちろん、リアルタイムOSの動作の理解にも役立ちますので、実践的な学習用ツールとして、組込みシステムの教育や技術者の育成にもご活用いただくことができます。
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