Embedded業界紳士録

第二十八章 
株式会社エルミックシステム 
執行役員西日本地区営業統括部長 大久保 整


基本をわかりやすく


皆様はじめましてこんにちは 潟Gルミックシステムの大久保と申します。
業界での確固たる地位をお持ちの大先輩方に続き、少々うろたえ気味ですがあえて営業マン出身の私、ストレートな気持ちでプロフィールと自社に対する思いについてお話させていただきたいと存じます。
どうぞ最後までお付き合いください。

【大久保 整と言う男/個人編】
身長182.5cm・体重73.5kg 体脂肪率平均17%が自慢(飲みすぎると20%ぐらい?)
趣味はいろいろあるのですが、生活の中心はサーフィンと小説を読む事で特に中国春秋時代歴史物が好きです。太公望の様に機知に飛び徳を持った人物にあこがれ休日に海に行き、悲しいかな波は無く鏡の水面に浮かぶ羽目に陥った時「孫子曰く・・・」などとつぶやきつつメーソーモードで浮かんでいる事も多々あり夜の部で大暴走する反面、ちょっと孤独を愛する部分でもあるかと思っております。

そんなこんなで(どんなの?)昨年39歳で初婚。十?歳違い(+−非公開)の嫁をとりまして周りに大いにひやかされつつがんばっておりますです。ハイ。

【大久保 整と言う男/仕事編】
初任給をもらったのも仕事の定義を勉強させてもらったのもエルミックシステムであり他社でメシを食った事のない稀少な天然資源として活動しております。

横浜の某大学卒業後、体力勝負のみで飛び込んだソフトウェア業界ですが、研修時代にソフトウェアプログラミング(8bitアッセンブラ)に知恵熱を出し技術屋で身を立てる事に断念、以後「歌って踊れて売れる営業マン」を目指した20代でした。辿り着いた市場は半導体・・・とは言ってもEmbeddedではなく「半導体製造工場のコンピュータオンライン事業」でした。当時は「CIM」と呼ばれたジャンルですが、具体的には半導体製造装置と工場のホストコンピュタ間で生産情報レシピーをやり取りするパソコンベースの通信ソフトウェアを企画導入する仕事です。当時はDRAM生産全盛期、日々が各工程の製造装置メーカー様との間で通信仕様検討に明け暮れました。ここでは半導体製造と言う日本のメイン産業の大きさに触れ、アプリケーションとは何ぞやと言う解を出せた事が一番の財産です。

その後180度?方向転換。今度は製造成果物(半導体)に密接するEmbedded業界に携われるチャンスを得ました。私自体はEmbedded業界滞在年数5年程度の若輩者なのですが、幅広いターゲットシステムを正に手作りで構築する面白さを業界の諸先輩方のご活躍に接しつついたく感銘を受け自身の今後の仕事の糧と絞り込んだ次第です。

21世紀にあたり1999年当社の名古屋営業所開設と言うタイミングで責任者を自薦し「地元密着型Embedded100%のブランチオフィス」を目指した30代。新たな出会いに胸躍らせながら意気揚揚と尾張の国に来ましたが・・・現実は椅子も机も無いフロアで床にあぐらをかいてモバイルPCと電話をたよりに「こんちわ!エルミックです。」を日々連呼したのが初期の頃。あらためてお客様から商品より先に会社の信頼を得る大切さを学ばせていただきました。またほんの少しだけですが会社創業の経験をさせてもらえたのだと新たに貴重な財産を得れた事に感謝しております。

現在は、私に与えられた一握りの信頼を大切に生かしつつ怪しい名古屋弁と関西弁を駆使して名古屋以西を中心に動き回っております。

【ELMICと言う会社での思い】
当社、お蔭様を持ちまして今年で設立25年目を迎える事が出来ました。「OSと通信の融合」をキーワードに多種多様な市場で自社製RTOSである「ELX」をコア技術として製品開発・販売・SI事業を行なって参りました。
さて現在のELMICですが、実際、私のプロフィール(上述)にも書かせていただいた内容含め事業は大きく2つの柱に分かれております。

@ PCエンタープライズ系事業
A Embedded系事業

当然ながらジャンル・文化として大きく異なる訳で対応人員のスキルと経験(営業・エンジニア共に)が両極端となっているのが現状です。それぞれの独自性が一つの魅力でありパワーの源なのですが、取り方によってはギャプであり、社外からもわかりづらい部分があったのではと反省しております。その中で昨今当社もPC系ユーザーの皆様から、新たにPCだけをモチーフとしないEmbedded化のご要望が高まっており、時代の流れ(軽量小型化)が大きな事業シフトを呼び込んでいるようでなりません。また、Embedded事業においては製品販売に纏わるSIも促進して来ましたがその中核に置いたのは受託開発ではなくお客様への技術コンサルティングです。この様な背景に導かれてか特に今年度はアプリケーションを想定した本来のCS(顧客満足)の鍵に近づけたのではないかと見ております。

今年、6月に新製品発表した「KASAGO・IPV6」TCP/IPプロトコルスタックも上記背景を鑑み、経緯を踏んで新たなミドルウェア群(H.323、Ipsec、MovileIP、etc)をラインナップとし製品化に至りました。今後もCSを鑑みたプッシュ型情報提供には積極的に取り組んで行く予定です。
 
因みに・・・・・
(KASAGOと言うソフトウェアは、当社澤田社長の趣味である「海釣り」から、製品開発発足時に大漁となったカサゴをプロジェクト名称とし、そのまま製品名となりました。一見グロテスクでトゲもありますが、高速でシャープな切れ味とお客様に使っていただきわかる味わい深さをイメージしました。今後も魚名製品?がぞくぞく登場?)

【ちょっと宣伝】
当社製品にご興味ある皆様、今月開催のEmbedded Technology 2002にてホットにご覧いただけます。
 当社ブースでは、通信プロトコルとして『KASAGO・IPV6』を中心に 『H.323』(MPEG2動画伝送デモ)などを、 またRTOS関連では先月(10月)にプレス発表した新製品でメモリ&オブジェクト保護機能を特徴とする『Hyper ITRON』([PDF])、Linux&ITRONハイブリッドOSの「Accel−Linux」を展示し皆様のお越しをお待ちしております。
 さらにテクニカルセミナーでは、弊社の矢数が「組込みシステムのIPv6対応と実装について」というタイトルで講演させていただきます。こちらの方もよろしくお願いいたします。

【結びにあたり】
○PCエンタープライズ系とEmbedded系における様々なノウハウ共有と連動
○CSに基づくサイクリックな製品開発と技術スキルの獲得と提供

以上、これらを自分に課したメッセージとして当社での取り組みにしたいと思います。
業界諸先輩の皆様からは,「あたりまえの事!」とお叱りを受けるかもしれませんがあえて基本に戻り体系化を明確にし、時間をかけてでも創り上げていきたいと考えております。

最後に業界紳士録の末席に加えていただけた栄誉に深く感謝しつつ当社が少しでも日本Embedded業界発展にお役立てができるようこれからも頑張って参りたいと思います。
ありがとうございました。

Osamu Ohkubo
Email: ohkubo@elmic.co.jp
http://www.elmic.co.jp/
 

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