第七十五章
『縁の下でネットワークインフラを支えています』
エニア・エンベッデッド・テクノロジー株式会社
根津 嘉明
こんにちは、エニア・エンベッデッド・テクノロジー株式会社の根津嘉明です。今回、EISに寄稿させていただき、皆様に感謝申し上げます。若輩者ですが、少しだけ、ENEAと私のご紹介をさせていただきたく思います。

☆ ENEAについて
エニア・エンベデッド・テクノロジー株式会社は、スウェーデン王国、ストクホルム近郊のKistaに本社を置く、ENEA ABの100%出資の日本法人です。日本での法人設立は2001年で、現在に至っております。
ENEA ABは創業が1968年と、既に40年の歴史を誇る、スウェーデンにおけるITCソフトウェアの老舗企業です。会社の創立以来、幾度かの変遷を経て、現在のENEAは最新の通信インフラストラクチャーを影で支える、リアルタイムOS、HAミドルウェア、RDBMS等を開発、販売、サポートしています。主な開発拠点だけでも、スウェーデン、イギリス、米国、ルーマニアと、世界に拡がっています。

本社が北欧、スウェーデンということもあり、現実には通信の巨人、Ericssonと共に発展してきたという経緯もあります。現在でもEricsson、 Nokia, NokiaSiemen社等の、北欧にベースを置く通信関連企業がENEAの重要な顧客であります。

最近では、それらの企業群に留まらず、北米、日本、中国等、ENEAにとっての新しい市場での売り上げ比率が急速に伸張しつつあります。日本においても、最新技術の粋を集めた、キャリア・グレードの通信機器群に、ENEA製品をご利用いただいています。

現在、世界の携帯電話基地局の50%以上、そして携帯電話端末の少なくとも15%以上に、ENEAのソフトウェアが組み込まれ、縁の下から、今日の通信インフラストラクチャーを支えております。

ENEA の主な製品群

OSETM Family(Realtime Operating System)
dSPEED PlatformTM (HA Platform for DSP Clusters)
ElementTM (HA Middleware)
PolyhedraTM  (Embedded RDBMS)



実際には、まだまだ、日本市場における弊社と弊社の製品群の知名度が低いのが現状です。 今後は、まず、日本のお客様にENEAの素晴らしいソリューションを知っていただき、より 多くのお客様に弊社の製品をお使いいただけるよう、努力していきます。

弊社の技術や製品は、最新のソフトウェア・テクノロジーではありますが、非常に地味な製品群です。しかし、これら、最先端のキャリア・グレードのソフトウェアを通じて、少しでも、世の中のお役に立てたらと願っています。


☆ スウェーデンについて
『日本からは遠く離れた国』というイメージですが、北極圏を最短距離で飛行すれば、10時間と少しの距離にあります(笑)。現在は日本からの直行便が無く、定期便での最短経路はヘルシンキ経由になります。所謂、『スカンジナビア』最大の国で、スウェーデン語ではSverige(スヴェーリエ)。人口は約900万人で、東京都より少なく、「ヒトよりトナカイの方が多いのでは?」等と冗談を言います。人口で云えば世界で90位前後ですが、GDPでは世界のトップ20に入る、先進国です。

1995年にEUに加盟しています。しかし、通貨統合には今のところ参加していません。従って現在でもSEK(スウェーデン・クローナ)が国の通貨となります。国民の気質は『ヨーロッパの日本人』とも表現される穏やかなもので、余り自己主張をせず、穏やかで奥ゆかしい、と云われます。ビジネスに於いても、中長期的な視点で仕事を進める傾向にあります。

日本では、ノーベル賞、Volvo, Saab, 最近ではIKEAなどでお馴染みですね。ちなみに、既にVolvoの乗用車部門はFord, Saabの自動車部門はGMの傘下で、資本の面からは既に米国企業。カメラの世界では高級機で有名なハッセルブラッド、高品質なスウェーデン鋼、他にもPopsの世界ではABBAやカーディガンズ、テニスのビョルン・ボルグ、やステファン・エドベリ、スキーではステンマルク、そして大女優イングリット・バーグマンもスウェーデン人です。

日本よりも随分と早く、高齢化を迎えたスウェーデンでは、かつて『揺り籠から墓場まで』と揶揄された高福祉国家でしたが、現在はより現実に見合った形に是正され、より優れたシステムとして機能しているようです。生活環境は非常に整っていて、女性の社会進出は既に過去の話、出産、子育て等のシステム、環境整備は世界有数と言ってよいでしょう。

国としても、私の知る限り、とても親日家が多く、日本の歴史、文化、工業製品、先端技術などに興味を持ってくれている人が多いと感じます。最近では特に、食文化、中でも日本の寿司には興味を持つ人がおおいです。立憲君主制で、正式にはスウェーデン王国。現在の国王はカール16世グスタフ。日本にも時折、国賓として来日されます。


☆ 自己紹介
大学の在学中から、Digital Equipment Corporation(DEC日本支社)にアルバイト学生としてお世話になっていました。卒業後、そのままDECに入れていただき、何故か?当時は本流のOEM、組込み関連の仕事をさせていただいたのが始まりです。LINUXのオリジン、UNIXが開発されたPDP-11、MicroPDP等、ミニコンピュータ、マイクロコンピュータの黎明期に、その真っ只中で仕事をスタートすることが出来ました。今、思えば、とても幸運なコトだったかもしれません。

しかし、ワタシは基本的に技術者ではなく、営業、マーケティング畑で仕事をしてきたので、ずーっと『組込み』の世界で仕事をしてきた訳ではありません。これまでに幾つかの外資で、日本におけるスタートアップを手掛けてきました。米国、イスラエル、スウェーデン、また米国ときて、今回、ご縁あって再びスウェーデンの仕事をさせていただくことになりました。


☆ オートバイ


40歳を過ぎてから、ようやく大型自動二輪の免許を取得、独り旅を愉しんでいます。最初に出かけたのが、伊勢神宮、熊野三山、高野山、その次が出雲。悪友からは、『今までの悪行の禊だろう?』と揶揄されましたが、神様に呼ばれた気がして仕方ありません(笑)。
クルマも大好きですが、身体がむき出しで、気温や風、匂いなどを直接、感じるコトが出来るオートバイは、素晴らしいと思います。普段は旅の相棒ですが、時折、βエンドルフィンが溢れるような走りもしています(笑)。写真は『奥の細道』をオートバイで訪ねて回った時、山形県の鼠ヶ関付近で。


☆ アウトリガー・カヌー


波乗りの仲間に誘われて、昨年から茅ヶ崎の海で漕いでいます。茅ヶ崎のクラブにカヌーを置かせてもらっているので、春〜秋の週末は、浜から漕ぎ出し、烏帽子岩を巻いて、江ノ島を往復。それで往復2.5h、約10マイル。天気や潮回りがよく、水が澄んでいる時は、『太陽!空!海!』って感じで、広い海を自分ひとりで漕いでいると、本当に感覚が研ぎ澄まされます。


☆ 雪山


海と同じくらい、山も好き。最近、幾らやっても上達しないスキーを諦めて、スノーボードに転向。独りで北海道は旭岳や富良野に出掛けます。流石に大きな怪我はまずいので、 『飛んで回って』はしません(出来ない)が、朝イチバンの『No Truck』なピステ、旭岳のパウダーを喰ってる時が、ワタシにとっての至福の時間です(笑)

..と、まぁ、歳も考えずに、非常に活発に遊び回っていますが、月曜〜金曜日は、業界の末端で、お仕事させていただいております。オープンマインドだけが取柄なワタクシ、どこかで見かけた際には、どうぞ、お気軽にお声をかけてください。

http://www.enea.com/